2023年12月22日金曜日

じぶんにひらく

 冬至でしたね。寒いです。

昨年「部屋に室温と湿度計を置いてみたら自分の快適な温度/湿度がわかった」という話をしっぷろメンバーに聞いてから意識してみたところ、確かにある温度を越えないと寒すぎて本当に動けないことがわかったみどりんです。寒いよーー・・・・(寒さにまるまってキーボードを打っています)


さて、今日は本の話。読書は小さい頃から好きです。でも、今年もあまりゆっくりと読む時間を取れませんでした。そんな中でも今年いちばんハマった本は古賀史健さんのご著書「さみしい夜にはペンを持て」(ポプラ社)でした。ならのさんが描かれた表紙もわたしの大好きな青を基調としたもので、中の挿絵もとてもかわいくて、ついつい目のつくところに置きたくなるご本です。



本の帯には「『自分との人間関係』を築く本」と書かれています。書くことの意味や効用を説かれているようですが、新たな切り口であり実践的であり興味の湧く内容でした。

わたしはいつからか、こころにひっかかるものがあった時ややり場のない思いを抱えた際にはノートに綴るということをしていました。単なる愚痴を書き連ねるだけでそのページはある意味でゴミ箱のようになっていました。おそらくそれは表出することに意味があって読み返すためのものじゃないからそのままになっていたのですが、少し角度を変えて書いてみると後で読み返しても面白い日記になりうるのです。少し視点を変えて書いてみるだけで読み物になりうるというのは、目から鱗というような新しい発見で刺さった一冊でした。書くということ自体が合う合わないはあるけれど、一つの道具になりうるなあと思っています。


前回は、どちらかというと「ひとにひらく」ことを書きましたが、日記を書くというは「自分にひらく」ようなイメージです。ひとに語ることや、自分で日記を書くことは、自分のこころをのぞくことになり、意識にのぼっていなかった思いがあふれることもありますね。思ってもいなかったことがつい引き出されたということもあり、意外さと面白さがあります。とはいえ、それは怖いことでもあります。

そう思うと、人と関わるのが怖かったときは、知らない自分が出てくるのも怖かったし、自分を見つめるのも怖かったのかもしれません。その上でいまひらけているのは、知らない自分がでてきても大丈夫と思えるようになったということかも。負のループに陥ると「わたしって、なーんも変わってないなあ」と凹むこともありますが、少しずつ変わっていっているのかもしれませんね。そんなこんなも、まわりの人たちがいるから。しっぷろのメンバーも、みんなのその位置からそれぞれのメンバーの存在を認めて応援している感じがします。うまく言えないのだけれど、わたしが何か言ったところでさーーっと遠くに去っていくわけでもないし、至近距離で一挙手一投足をサポートしてくれようとするわけでもない。もちろん多少の移動はあれど、あなたは自分でできるよね、と信じつつそのままのペースを見守っていてくれるような。それが心地よいし、自分への信用を重ねることにもつながるように思うのです。

今年は、より「感謝」を思える年でもあったように思います。まわりのひとに感謝、環境への感謝。わたしの推している会社社長がよく「愛と感謝とリスペクト」を伝えているのですが、本当にそのまんま。来年もひきつづき愛と感謝とリスペクトに満ちた一年にしたいと思っています。


つぶやきびと:みどりんりんりん(ながおかもんもんもんが可愛かったのでわたしもジングルベルを意識してみました)