2022年12月15日木曜日

19日目:時に一歩下がってみること

 なんと来週はもうクリスマスなのですね、はやい…。

さて今日は何を書きましょうか。前回は、身近なピアサポートについて書きました。なので、今日はお仕事的な意味あいでのことに少し触れてみようかなと思います。


私自身の病気になってからのピアサポート体験という意味では、デイケアに行きはじめた当初のことをよく思い返します。何もかも失って(当時はそんな気持ちでした)家にずっと引きこもり、外出は通院のみ。そんな生活をしていたところに「うちにもデイケアできるよ」と主治医に言われて、よくわからないけど行ってみたんですね。

でも行ってみて驚きました。こんな惨めなのは自分だけだ、と心の中で思っていたけど、そこには笑顔でおしゃべりしている同じような年齢の子たちが沢山居たのですね。なんだかスッと肩の力が抜けたことを覚えています。そこからデイケアの仲間と仲良くなって、デイケアが終わってからは、いつもみんなで近くのお店でお茶会していました。(その思い出のお店はもう閉店してしまったのが悲しいけれど)きっと似たような体験をされている方、いらっしゃるんじゃないかな?^^ そんなことを思い返すときに、ふと思うことがあります。

  

ピアスタッフやピアサポーターとして、利用者さんや患者さんと関わらせて頂くときに、もし利用者さん同士がよい関係や、素敵なやりとりをされている時には、すっと一歩下がってみること(関わりを遠慮してみること、保留してみること)なんかも上手に混ぜながら、働くことができたらいいなぁって。


一歩下がった時に、利用者さん同士が素敵なやりとりをされているのであれば、わざわざ割って入らなくてもいいですよね。つまり、その人達同士のピアサポート関係をそっと応援することも大事だなぁって。

入職したばかりの頃は特に、「何かしないと」感に押されてしまうことがあると思うのですが、ときにパワーセーブモードで働くことが余白を生んで、良いように作用する場合もきっとあるなと思うんですね。もちろん仕事という意味では「ON」でありつつもパワーセーブモードといいますか。


そのあたりも、また他のピアスタッフやピアサポーターの方とお話を重ねていきたいなと思っています。来年や再来年(再来年はさすがに先過ぎる!?)には、しっぷろでもピアスタッフやピアサポーター同士での継続的なお話会みたいなとをやりたいな~とひそやかにたくらみ中です。


では今夜はこのへんで。

(つぶやき人:りえちん)