2022年12月7日水曜日

11日目:福岡訪問記 〜 第10回全国ピアスタッフの集いに参加して

 

こんにちは!にしこです。

 

先週末、123日(土) 〜 4日(日) の2日間、福岡にて、全国ピアスタッフの集いが開催されました。3年ぶりの対面開催(オンライン併用)ということで、私も福岡に行って参加してきました。対面で会えるのはいいですね。とてもとても楽しかったです。

 

1日目は、オープニング、実行委員長の磯田重行さんの素晴らしい開会の挨拶に大いに感動し、続く基調講演、相川章子先生のお話で多くを学ばせてもらいました。そのあとの分科会はどこにしようか迷ったけど、訪問看護ステーションReafさんの分科会に参加させてもらいました。訪問看護は、医療の枠組みで行われる支援ですが、ときに精神保健福祉士も参加することで、ソーシャルワークの視点も入れられたらより良いものになるだろうという学びをいただきました。

 

2日目の午前は「ピアスタッフだからこそできること」という分科会にパネリストとして参加しました。私は、研究活動から得た気づきとしての「ピアならでは」と、私なりに考えるピアスタッフの可能性について発表しました。緊張したけど、なんとか乗り切りました。

 

発表の中でピアスタッフの可能性の一つとして、利用者のトラウマに配慮したピアサポート、トラウマ・インフォームド・ピアサポートについてお話ししました。これについて、指定発言の方から「利用者のトラウマもだが、ピアスタッフ自身もトラウマを抱えている場合もある」という発言をいただきました。そこは私の盲点だったなあと気づきました。ピアスタッフが自身のトラウマを扱いつつ、利用者のトラウマにどう配慮するかというのはこれからのピアサポートワークの課題かなと思いました。

 

2日目の午後は今回の大会テーマ「何が楽しいのか?本当に楽しいのか?〜これからのピアスタッフとは」に沿ったシンポジウムでした。福岡で活躍するシンポジストの皆さんのお話は、本当に素晴らしかったです。福岡のピアスタッフの層の厚さに驚きました。

 

シンポジウムでは、ピアスタッフとして何が楽しいのかという話をたくさんもらいました。お話を聞かせてもらう中で、仕事として楽しいことももちろん大事だけど、その仕事に誇りを持てることも大事かなという感想を私は持ちました。また楽しさも誇りも持てなかったとしても、日々の仕事をコツコツ、それこそ何十年も積み上げることも尊いことかなと考えました。ピアスタッフがそんな職業になっていくことに期待したいと思いました。

 

集いを通じて、たくさんの方々と交流できたのが何よりも嬉しかったです。企画してくださった、福岡の実行委員の皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

 

帰りは福岡空港で、分科会をご一緒した方とお茶をしました。時を過ごして危うく飛行機に乗り遅れるところでした。飛行機が遅延したおかげで助かりました。危なかった!

 

ではまた!

 

つぶやきびと:にしこ



会場となった西南学院大学の一画です