2021年12月4日土曜日

7日目 喪中はがき

こんにちは!にしこです。

毎年この時期になると、喪中欠礼のはがきがポツポツ届きます。昔は祖父君、祖母君が亡くなりましたという知らせが多かったけど、私のような歳になると、友人からの喪中はがきの多くは実のお父様、お母様の逝去の知らせが多くなります。私の場合、それが親しい友人だったりすると、お見舞いを出したりします。どこかのお線香屋さんの喪中見舞いCMにのせられているわけではないけれど。

お見舞いの気持ちを伝えるのは、こちらとしてはさぞかし辛い思いをしただろうと相手を慮ってのことで、それは自分が親を亡くした時の辛い経験からそう思うわけです。でも親子の関係性はそれぞれ違うから、私の「思いやり」はひょっとしたら、見当はずれだったりするかもしれません。親が亡くなってどこかほっとしたという気持ちを持つ人だっているはずですから。

そう考えると、親御さんを亡くした友人に何か声をかけたくなる私の気持ちは、結局自分の辛かった経験を思い出し、自分の気持ちを再確認したい思いが根底にあるのではないかなという気がします。

ひょっとしたらピアサポートでいわれる「共感」のしくみも似たようなものなのかもしれません。相手の思いに共感するということは、自分の思いを相手に重ね合わることで、自分の気持ちや思いを整理する営みなのかもと最近思います。

なにも私は、辛い思いをしているだろうと思われる人に声をかけることが、自己満足だと言おうとしているわけではありません。自分が親を亡くした時にいただいたお見舞いの言葉の数々は、心底嬉しかったし、すごく励まされたことを覚えています。たとえ何気ない言葉でも、心がこもっている言葉というものは、その気持ちが通じるものではないかと思います。

何はともあれ、心を込めて相手に言葉を伝えることは大事だし、私もそれができるような人になりたいと願っています。

(つぶやきびと:にしこ)