2021年12月18日土曜日

21日目 犀の角


「犀の角のようにただ独り歩め」

 

こんにちは!にしこです。

東京は今日あたりから、一段と寒くなりました。みなさんお変わりありませんか?

 


「ブッダのことば」(中村元 訳 岩波文庫 1984)に「犀の角(サイのツノ)」という一節があります。訳者によると「犀の角が一つしかないように、求道者は、他の人々からの毀誉褒貶にわずらわされることなく、ただひとりでも、自分の確信にしたがって、暮らすようにせよ」という意味だそうです。

 

 

「人は支えあって生きていくもの」とよく言います。ピアサポートも「仲間同士の支えあい」と定義されることがあります。でも「支えあい」と「もたれあい」はまた違うものと私は思います。


長い人生、一人の力だけで生きていくのは不可能です。やはり周りの人の存在が、人の人生を支えているという見方は正しいでしょう。ですが人生の歩を進めるのはその人自身の力によってです。人に頼り切るような「もたれあい」を前提とするのでなく、まずは子鹿のようにふるふるとでも、自分で立つことが大事なのではないかと思います。時に人から支えられ、人を支えながらも、自分の力で自らの信じる道を切り開いてゆく、生きるというのはそんなものかなと思います。

 


こんな威勢のいいことを言いつつも、私自身はよろよろと今にも倒れそうです。みなさん、これからも声援や交友をお願いします。


 みなさま、お風邪など召しませぬように。


(つぶやきびと:にしこ)