12月に入って、色々と追い立てられるような感覚にはかはかしています。
この「はかはかする」。実は方言らしいと知ったのは最近で、どうやら宮城や福島あたりで使われるようです(本当かしら?)。胸がどきどきする、息苦しい、ハラハラする。そんな意味で使われるようですが、わたしはもっぱら「不安や緊張が高まって落ち着かない様子」のとき、伴って呼吸も浅くて苦しいような感じのときに使っています。
やらなきゃいけない(と思っている)ことが積まれてきて焦ったり、プレッシャーを感じる人間関係のさなかにあったりしたとき、よく胸がはかはかするのです。そして、いまもそんなかんじ。
深呼吸をしてみたり、自己流マインドフルネスをしてみたり、「だいじょうぶ」と言い聞かせてみたり色々するのだけど、今日のはちょっと強烈。なかなか「はかはか」が飛んでいきません。
どうしたらいいのかしら。
ひとりでは解決できない気がするので、なにかにサポートを受けられたらありがたい。どんな声かけをしてもらえるかしら。のそのそとそんなことを考えました。
「大丈夫だよ、今の状況はたいしたことないよ」と言葉をかけられたら。
いなすように諭すように言われたら自分の思考をすごく軽んじられている気がしてイラっとすることもあるだろうけれど、普段からの関係性によってはなんだそんな深刻にならなくてもいいのかと安心することもあるかもしれません。
「なんでそんなふうに感じるの?」と言われたら。
詰問口調で立って言われたら苦しいだろうけれど、やさしく隣に座ってこのはかはかの意味を探ろうと寄り添ってくれたら和らぎそうな気もします。
単なる言葉じゃないんですよね。当たり前だけれど、お互いの表情や雰囲気、口調、語気、言葉選びや間の置き方で相手に与える印象も大きく変わってくる。ピアサポートの関係が拡がる世界は、これらの要素をひっくるめて自分も相手も尊いと思えて大切に関わることができそう。こころの羽を少なくともぎゅっと閉じなくてもよいような世界なのかもしれませんね。
そんな世界を心に描いたら、すこーしはかはかが、遠くに行ってくれた気がします。
またすぐにはかはかしちゃうかもしれないけれど、ちょっとずつこんな時間をもちたいと思っています。
(つぶやきびと:みどりん)