2021年11月30日火曜日

3日目 かやがお送りします

ながおかもんからバトンを受け取りました。

3日目は、かやがお送りします。

クリスマスが近づいていますね(今月最終日という事実に驚愕)。
まだ雪は降っていない当地ですが、昨日の最低気温は-2.4℃でした。
窓辺の冷たい空気を感じながら、昔ながらの石油ストーブでお湯を沸かす時間が好きです。

クリスマスカラーといえば、赤と緑を思い浮かべます。
雪の白、星の金色もイメージしやすいですね。
お誕生日を祝われるはずのイエス・キリストとはそれほど関係なくて、お金儲け的な要素も
あるのでしょうけど、そんなクリスマスカラーに彩られた街を歩いている人たちが胸に抱く
気持ちは、赤と緑のシンプルな2色ではたとえらなくて、いろいろな色が混じっているのだろう
なぁと思います。

世間の喧騒に孤独を感じる人がいるかもしれませんし、懐かしい顔に会える帰省を
心待ちにしている人もいるかもしれません。ボーナスを期待するサラリーマンがいれば、
今年もボーナスを払えたとホッとする経営者がいるかも。

日本人の抱くクリスマスの心象を一言で表すのは難しそう。人によってかなり違うはず。

誰かから、あなたにとってのクリスマスは?と尋ねられたら答えられそうです。
でも、わたしたちにとってのクリスマスは?の質問に答えることは難しそう。

たいていの人が、同じような時間、場所を経験していることだとしても、抱く気持ちが
微妙に異なることはクリスマスに限らずよくあることなのでしょう。たとえば、小中高の
学校生活、子育てもそうかもしれません。ひとくくりに学校生活、子育てといっても、
人によって違いますよね。

精神保健の業界にいると、同じような精神疾患の経験というようなキーワードを
よく耳にするし、私自身がしばしば使っています。
広めている側だろうという自覚もあります。

あなたにとっての精神疾患は?と尋ねられたら、まぁ、何か答えられそうです。
しかし、わたしたちにとっての精神疾患は?という質問に答えることは、なかなか難しい。
飲んでる薬が同じだったとしても、薬に対する思いは人それぞれだし。
同じような経験という言葉をよく使うからこそ、意識しておきたいなぁと。

同じような経験を共有している人たちがいたとしても、経験から抱く感情や
そこからの人生への意味づけはまた違ったのもだろうなぁとクリスマスの時期には
とくに思ったりするのです。

そういえば、お盆の時期にはあまり思わないのですよね。不思議。