9月から学習会を始めました。私たちも試行錯誤の手探り状態でまずはお試し的な意味合いも含め、当面はクローズで実施の予定です。 しばらくこの試みをやってみた後に、参加者を募って学習会を開けたらと考えており、現在はその準備も兼ねているといった感じです。参加希望の方には大変心苦しいですがご案内が整う時期がきたら、しっぷろWEBサイトにて案内するように致しますので何卒よろしくお願い申し上げます。
この日は、
参加者同士の自己紹介
学習会実施に際して意図していることの共有
この学習会についてブログで発信することについての意見交換
学習会資料に関して自由に話し合い
をしました。
学習会資料
ImROCの「ピアサポートワーカー:理論と実践」
(5. Peer Support Workers: Theory and Practice)
https://imroc.org/wp-content/uploads/2013/06/5ImROC-Peer-Support-Workers-Theory-and-Practice.pdf(2021 .09..25確認 ) (p.8-9) コア原則 (The Core Principles)
ピアサポートの形や役割の性質が何で荒れ、ピアサポートワーカーが維持することを目指すべきコアとなる原則がいくつかあります。これらの原則には、相互性、互恵性、非支持的アプローチ、リカバリーに焦点を当てたものであること、強みに基づくものであること、包括的であること、進歩的であること、安全であることなどが含まれます。これらの原則は、ピアサポートワーがどこにいても、誰がピアサポートワーカーを雇っていても、トレーニングとスーパービジョンの指針として、ピアの役割の整合性を維持するために使用することができます。
- 雇っている人にもこういった原則を知って欲しいと思った
- 雇用する人達(当事者性を持っていない人達)は、ピアスタッフの人達はこういうことを大切にしてるんだね、みたいな外側からの理解になることがあるのかも。ピアスタッフとなる人達は自分の体験に基づいて学んでいるのだけれど、同じ学びの場に参加していても、違う受け取り方をするのかもなと思った。
- ピアサポートワーカーを雇用する側と雇用される人がいて、職場では同じチームとして働いているのが大事だと思う。ピアサポートワーカーの良さとか強みとか、大事にしていることとか、強みを大事にしたいけれど失敗しちゃうこととかも、職場のチームの人に話したりもする。ピアサポートワーカーも、自分の大事にしたいことを積極的に伝えるし、雇用する側も、近づいていって、どんな風にして職場の中でピアサポートワーカーの強みを活かして学び合えるトレーニングやスーパービジョンの指針として使っていけるのが大事だと思う。
- 難しいと思うけれど難しいからこそやっていきたい部分
- ピアサポートを体験してもらうことが大事だと思っている。知識として知ってもらっても、それは忘れてしまう。
- ピアサポートって、立場が逆転することもある。職場の人や上司とかでもピアサポートのことをあまり知らない方もいたり、経験のことをそれほど知らない方もいる。
- 上司や同僚ともピアサポートの関係を築けたらいいんだろうなと思う。
- 経験ない人にはわからないよね、みたいにはしたくない
- ピアサポートはこういうのが正しい、とか、ピアサポートの定義が、これだけがそうです、ってなるのはこわいなと思う。その人だけのピアサポートのあり方はあると思うのだが、そういうものだと伝えるのは怖いと思う。反面、ピアサポートのことを知らない人に説明することができなかったり。
- ピアサポートワーカーという呼び方、ピアサポートスタッフ、ピアサポートスペシャリスト、ピアワーカー、ピアサポーターという言い方
- 依存症分野では当事者スタッフと言っている印象。経験を分かち合う、経験を使って支援をしている人達。でも、依存症とは文化的に違う感じがある。
- 精神の分野とは少しトーンが違う感じがある。キリッとしてる感じとか。みんなが引き受けている感じがする。いさぎよさみたいな。
- 依存症では、ケアをする、ケアをされるという感覚はない印象。依存症は自立しているイメージ。精神疾患は、自分で判断ができない人みたいな思われ方を周囲からされやすい所がある。
- 「支え合い」のイメージや呼び方はだいぶ違いそう。ピアサポートは精神の中で育ってきた文化なのかな、と感じた。身体障害、難病、それほどピアサポートという用語が使われるような文化ではなかったのかなと感じた。
- ほかの分野のことを知るということはとても大事なのだと改めて感じた。
- 緊張した。
- 楽しかった。
- 資料を教科書みたいに扱うというよりみんなでいろいろやりとりできるの楽しみ。
- 安心できる雰囲気。
- 新たな人と知り合えてうれしい。
- 今後もいろいろ得るものがあるんだろうな、と期待がふくらむ。
- 今後ともよろしくお願いいたします。