2020年12月1日火曜日

3日目 誰とどんな関係を、待ち望む





みなさま、こんにちは!

3日目の担当のかやです。

いよいよ12月になりました。えっ、もう12月なの!?という悲鳴が聞こえてきそうですが、どこを見渡しても今日は12月1日。誰にとっても時間は平等なのだなぁとしみじみしてしまいます。

このアドベントカレンダーも3日目です。アドベントは、キリスト教の宗教的な意味合いでは、イエス・キリストの到来を待ち望むという期間だそうです(たまたまですが、わたしはキリスト教徒だったりします)。

子どもの頃の12月1日、クリスマスプレゼントを待ち望んでいたと思います。可愛らしくサンタさんにお願いしていましたね。それからずいぶんと年月が経った12月1日の今日、自分は何を待ち望んでいるのだろうなぁ、とひとしきり考えましたが、子どもの頃に思い描いていたようなプレゼントのような品物ではなさそうです。

サンタさんにお願いごとをしなくなってしばらくたって、思春期の到来とともに、誰とクリスマスを過ごすかという悩ましい12月がやってくるようになりました。あの人と一緒にいたいと胸を焦がしたり、あの人にプレゼントを渡したいのに渡せない、という片想いには切ない時期がやってくるのです。幸運にも切なくないクリスマスをすごした時期もありましたが、それはそれで一喜一憂する日々だったなぁと思い出されます。

えっと、なにをお伝えしたいかと言いますと。サンタさんからのクリスマスプレゼントを待ち望むことを卒業してから、いろいろな人間関係での思い悩むことが今に至るまでずーっと続いているなぁ、と考えたりすることがあるのです。夫婦や恋愛関係でなくても、友人や職場の人間関係は日々つきまといますし、いくつになっても親子関係の悩みは尽きません。わたしの場合、いい人間関係を望んだとしても、なかなか上手くいかないものです。いっときはほどよい関係でいられても、何かのきっかけで、緊張感をもった関係へと変化することもあります。考えてみると、人間関係の悩みは、誰とどんな関係でいたいか、という悩みかもしれません。

ピアサポートにもさまざまな意味合いがあるようですが、人と人との対等な関係性という意味合いで好んで使われることもあるようです。ここでは、対等の意味を探ることはしませんが、ピアサポートの言葉が持つ対等な人間関係、関係性というものに、魅力を感じる人は多いと感じています。わたしもその一人です。

じゃあ、いったい誰と、対等な関係でいたいのでしょうね。自問自答してみると、わたしにとって意外に難しい質問でした。あの人と対等な関係でありたい、本音が言えたり尊重しあえるような関係でいられたらなぁ、と願うこともあれば、今くらいの形式ばった関係でもいいのかもねぇと思う人もいたりします。

対等な関係を難しく考えるとハマりそうですが、クリスマスに話を戻すと、気兼ねなくプレゼントを交換しあえる仲は心地よさそうです。わたしたちは、誰と気兼ねなくプレゼント交換したいのでしょうね。などと考えるとすこし楽しくなります。

職場で、仕事で、お友達で、はたまた家庭で、人間関係に疲れているとしたら、その人へのプレゼントを考えてみるというのは悪くないかもしれません。実際に渡さなくてもよいので。

子どもの頃はプレゼントを待ち望んでいたあなたは、いま誰とどんな関係を望んでいますか?誰とプレゼント交換したいですか?