2020年12月6日日曜日

8日目 蜂と図書館と私

 

あっという間に1週間がたちました!最近は時の流れをとても早く感じます。

しっぷろメンバー皆さんのブログを読ませていただいて、なんだか私自身、いろいろ感情がわきあがるような体験をしています。この感情に名前はつかないのですが、懐かしくなったり、考えさせられたり、嬉しくなったり…


さて、今回のブログタイトルはきっと「??」という感じかと思うのですが(平松愛理さんの歌のようですね)、最近自分のことをそう思う機会があるので、書いてみたいと思います。

メンタルヘルスワーカーとして働いているといろいろな方のお話を伺います。現在のことはもちろんですが、子供のころのことなど、じっくりと時間をかけて。そうするとその方が自分の中でどんどん立体的になっていくような感覚があります。

そんなある日、今度はいろいろな場所で聞かれることがあります。

「こんなことで大変なのは私だけですよね?」「ほかの人はこんなつらいときはどうしているんでしょうか?」

その時、私は記憶の中の、今までお話を聞いた方々のことをずらーっと思い浮かべます。そして、その方のおっしゃることに近い体験や工夫を持っている方のことを探し当てます。まるで本を検索するように。そんなとき、「自分って図書館だ!!」と思います。

例えばこんな時に、教科書に載っているような情報(例えば、〇%の方が同じ思いをしていますよ、珍しいものではないですよ、こんなことをすると良いみたいです、など)をお伝えすることもできるかもしれませんが、それよりも実際に、身近に、同じ思いの方がいて、こんな工夫をしているよ、ということを伝えたくて、お伝えすることがあります(もちろん個人を特定できる情報には触れずに)。

そして、その方がどんな工夫をしていたか、を伝えているとき、「自分って蜂だ!!」と思います。花から花へ、花粉を運んで、またそこで実をつけるような、そんなイメージです。

皆さんにお伝えいただいたこと、すべてが自分にとって血肉(本)となって、それがまたほかの方にとっての生きる情報(花粉)になっている。最近はそう実感しています。

自分の経験や、それについて語ることが、その場だけではなく、他の誰かにつながって勇気づけることがあるのかもなあと思うと、私はなんだか力が湧いてくるような気がするのです。至らなさに落ち込むことはありますが、これまで自分の物語を語ってくださった方に感謝しながら、これからも頑張っていきたいなあと思っています。

(つぶやき人:えみ)

追伸:今日は公園でてんとう虫を8匹見つけました。けどいずれも二つ星(っていうんでしょうか?)…虫が苦手な自分が唯一手のひらに乗せられるのがてんとう虫です。