こんにちは!にしこです。
認知症の人が、認知症と診断された人の相談にのる相談室の
ドキュメンタリーを先日、テレビで観ました。
とても感動しました。
相談にのるほうの相談員の方は、日々認知症が進行しています。
それでも、その相談員の方は相談に来る人ににこやかに自らの経験を話します。
「認知症になっても、できることはできる」と。
絶望に陥った時、その苦しみを知っている人がそっと現れる。
その時の安堵感とその先にかすかにみえてくる可能性。
そして相談に乗る方も、その仕事によって生かされている。
これこそ、ひとが人を支えるということの原点だと感じました。
最近、ピアスタッフについて、
「結局は、病気のある人とない人を区別することになるのではないか」
とか
「人はそれぞれ違うのだから、個人の経験が役立つことは限られるのではないか」
とか,
考えてしまうことがあって、だから
「究極のところ、ピアスタッフという仕事なぞは無くなったほうがいいのではなかろうか」
と悶々としていたところでした。
この番組を観て、ひとの経験や生き方が別の人を支えること、
その尊さを改めて実感しました。
お母さまが認知症であるという脳科学者の恩蔵絢子さんの解説、
「「能力」と「その人らしさ」は違う」
という言葉も身に染みました。
なんだか、今日はテレビ番組の感想になってしまいましたが、
この番組名は以下です。
12月17日放送 NHK クローズアップ現代+
「認知症の私が認知症の相談にのってみたら 見つけた生き甲斐」
いまならNHKプラス、またはNHKオンデマンドで視聴できるようです。
(つぶやきびと にしこ)