2020年12月10日木曜日

12日目 知らない人との間でも


自分の感じていることや思っていることを言ってもいいかもしれないと思える瞬間があります。すごく信頼している人との関係では、そういう瞬間がおこりやすいのですが、それほど話したことない人や、全く知らない人との間でも、なぜかそんな気持ちになれることがあります。そんなときに、どんなことが起きているのか関心があります。何か、ピアサポートで起きていることと関係がありそうな気もします。

ピアサポートとも関係がありそうとはいっても、共通の背景をもっているとかそういうことではないような気がします。自分が弱っているときに、全く知らない人との、ある瞬間だけの出会いの中で、人のあたたかさを感じたり、通じ合う感覚を感じたり、自分もここに存在していると気付くことができたり。それだけで、気持ちが救われた自分の経験を思い出して、あれが、人がそこにいるということだったり、慈しみの感覚というものなのかな、などと思っています。

すごく弱っているときに、なんらかの理由で、誰にも頼れなかったり、信頼できる関係が自分の周囲にない時にも、お店の店員さん、電車やバスで隣に座った人、医療や福祉のスタッフ、道で出会った散歩中の人、誰からでもいいから、会釈されたり、落としたものを拾ってもらったり、声をかけてもらったり、なんでもいいので、自分もここに存在していていいんだな、って思えるような、そんなちょっとしたやりとりが、今この瞬間にも苦しい思いをしている人の周りにいっぱいあるといいな、と思っています。

(つぶやき人:ゆっきぃ)