2025年12月9日火曜日

【10日目】リカバリーについて皆で話す時間

 しっぷろアドベントBlog、10日目となりました。
朝晩、冷える感じはしつつも、それでもなんだか12月にしては暖かい気もします。みなさんの地域はいかがでしょうか。

さて、先日とある所で、精神障害当事者同士で「リカバリーってなんだろう」ということについてみんなで(12名くらいだったかな?)話す機会に恵まれました。

その場では「(教科書的には、または研究などでは)リカバリーは○○○○と言われたりしています」…といった話が登場しない場で、当事者だけでああでもない・こうでもないと意見交換したり、時に静かな時間が流れたりして、とても心がホクホクする温かい時間でした。

みなそれぞれにリカバリーさせたい事や、望む方向があると思うのですが、他の誰かの考えを聞くことを通じて、私自身もいま自分が思う方向性ってどこだろう…?と、自分の心の声に耳を澄ませてみる勇気をもらえた気がしました。

私自身が、はじめて「リカバリー」という言葉を精神保健分野の文脈において聞いたのは、2009年だったと記憶しており、当時通っていた精神科デイケアの中での出来事でした。そして2009年は、認定NPO法人コンボさんが、リカバリー全国フォーラムの第1回を実施した年でもあり、日本においてまさにリカバリーの風が吹いた(当時はそよ風では無くて、突風が如く)頃でもあり、こうして振り返ると時代の波の恩恵を多分に受けたと感じています。

2009年から今日に至るまで、気がつけばリカバリーの言葉が沢山行き交う世界に身を置いてきたように思います。それはとても心躍る経験でワクワクしたり・ドキドキしたり…。時に息切れすることや、リカバリーってもういいよ…なんだか疲れたな…という時もありました。それでも、いまもまだ、皆でリカバリーって何だろう?という話題がでる場に身を置かせて頂いています。

リカバリーという言葉や概念、考え方に出会った時の自分の願いや想いと、いま思うことは少しずつ変化をしてきていると思うのですが、みんなで色々と言葉を交わしたあとに、自分の手元に書いたメモは「(いまの私にとって)リカバリーは自分をゆるすこと」と書いたのでした。書いてみて、ああこれは2009年当時の自分には書けなかった言葉だっただろうな…という気持ちが湧いてきました。

みなさんにとってのリカバリーはどんなものと言えそうですか?いつか聞かせてくださいね^^

先日、出かけた九州でのクリスマスツリー。キラキラ~☆


(つぶやき人:りえちん)