2022年12月1日木曜日

5日目:いるけどいない

 今日から12月ですね!

ここ2,3年、私の個人的な気になり事といいますか、関心事といいますか。

いわゆる精神的な困難や、それに伴う生きづらさを経験している(または、していた)人の中には、いわゆる精神障害当事者以外にも、今まさに働いておられる看護師、精神保健福祉士、心理士、医師…などのいわゆる医療や、または福祉の場での支援の担い手の方も沢山いらっしゃるよなぁ…、その方たちは日々の働きの中でどんなこと感じているのかなぁ…といったことが頭を巡ります。特に、精神保健領域で働いておられる上記の方たちのことがひそやかに気になっています。


なんというか、ピアスタッフやピアサポーターは、その立場性が精神的な困難を持ちながら生きているよ、ということを表明しているわけで、そこを自分が引き受けさえすれば自分自身の働き方の折り合いみたいなものは、ある程度つけ易い部分があるのではないかと思うのですね。

けれども、実は自分も精神科に通院しているよとか、過去に入院の経験もあったんだよ、という支援職の方ももちろんいらっしゃるわけで。そして、それを表明せずに精神保健領域で働くことは、きっと思うことが沢山あるだろうなぁと想像します。なお、そういう方が支援の担い手としていてくださることは宝だと思っています。

けれども職業性質上、または職業倫理上、ピアスタッフやピアサポーターのような自己開示の仕方とはまた違いますよね。看護師、精神福祉士、心理士、医師…などの場合、確かに困難の体験を有しているけれども、いるけどいない、みたいな感じになっていることも沢山あるだろうなぁって。なので、きっとご本人だけが手にしている苦労とか、それこそピアスタッフやピアサポーターの視点にはない苦労などがきっとあるだろうなあと思うのです。


なにが言いたいか、自分でもまだうまく言葉にできないのですが…。昔は、それこそ精神科につながった頃はそんなこと考えたこと全く無かったなぁって。よく考えてみれば、生きている人みな、それぞれに日々色々な事があって、嬉しいことも、つらいことも無いわけないのに、それでも昔はそこに思いが至っていなかったなぁと。


こころの元気に関わるみんなが、職種とか関係なしに、いろいろな視点や経験をわかちあったり、お互いの力にしていけたら豊かだよなぁとか。そして辛い時、胸がキューっとなった時とかも職種とかを越えて、互いにこころ癒える交わりが持てたら、一人で無理を抱えなくてもよくなったりしないかなぁとか。そんなことをグルグル考える日々です。





(つぶやき人 りえちん)